高気圧酸素ルーム
軽度高気圧濃縮酸素ルームとは
当院は高気圧酸素ルーム(軽度高気圧濃縮酸素ルーム)を完備しています。歯周病の原因となる歯周病菌は「嫌気性(けんきせい)」であり酸素が苦手な細菌です。レーザー治療でも残ってしまうような奥深くに潜む歯周病菌に対しても、高気圧酸素治療により歯周病菌の唯一の弱点である酸素を体中の隅々まで送り込むことで殺菌する効果が期待できます。
軽度高気圧濃縮酸素ルーム「O2デンタプロ」
当院では、日本気圧バルク工業(株)社による、「O2デンタPRO」というタイプの軽度高気圧濃縮酸素ルームを完備しています。
日本気圧バルク工業(株)社は、神戸大学と歯周病と高気圧酸素ルームの共同研究なども行っており、軽度高気圧濃縮酸素ルームなどにおいて信頼ある国内メーカーです。

酸素ルームご紹介動画
高気圧酸素の「力」とは?
「溶存酸素」の浸透圧を高め細胞を活性化?
現代人は社会のストレスや大気汚染による酸素不足が原因で、病気や老化などの様々な悩みをかかえるようになりました。人間の身体には約60兆個の細胞があり、そのすべてが酸素を必要としています。高気圧酸素ルームは「溶解型酸素」の浸透圧を高める酸素セラピーにより、身体の各機能を整え、健康増進が期待できます。
そもそも「溶存酸素」とは? ~ 溶存酸素と結合酸素
「結合酸素」とは通常の呼吸で得られる酸素で、血液中のヘモグロビンに依存して融合し、血管に運ばれています。そのためヘモグロビンの大きさは細い毛細血管を通り抜けるには限られてしまいます。しかし「溶存酸素」はヘモグロビンと融合していない酸素で、しかもヘモグロビンより小さいため、毛細血管を通りやすく体内により多くの酸素を送り込むことができます。

高気圧酸素ルームの実験データは?
高気圧酸素 (1.3 気圧)の環境に滞在すると下記のような効果が得られます。※日本気圧バルク工業(株)より
・実施期間 ・・・ 2016年6月~8月
・実施場所 ・・・ 京都大学大学院人間・環境学研究科実験室 (森谷敏夫研究室)
・使用設備 ・・・ 日本気圧バルク工業(株) 高気圧ルーム ブレッドタイプA-L
・実験監修 ・・・ 森谷敏夫 (京都大学名誉教授)石原昭彦 (京都大学教授)
結合酸素量の増大
心拍数 脈拍数の減少

結合酸素
血液の中では、赤血球中のヘモグロビンが酸素と結合し、これを結合酸素といいます。通常の空気ではヘモグロビンの98%~99%が既に酸素と結合(酸素飽和度)しており、酸素をその後いくら吸入しても、酸素飽和度は100%を頭打ちに増加しません。
溶存酸素
血液の液体成分である血漿自体に溶け込む酸素を、溶存酸素といいます。溶存酸素は酸素の圧力(さきほどの酸素分圧)に比例して溶け込みますので、酸素分圧が1.3倍になれば、溶存酸素も1.3倍になります。しかしながら、溶存酸素は結合酸素に比べ少量で、大気圧では溶存酸素0.31 vol%、結合酸素20.74 vol% (vol%=mL/dL)です。
※ポイント
赤血球中のヘモグロビンが酸素 (これを結合酸素といいます) を結びつけて全身に運びます。高気圧酸素の環境では、結合酸素が増大します。また、全身を流れる酸素が増大するこ とによって、安静時の心拍 (脈拍) 数が減少します。

血液中の結合酸素量
血液の大きな役割のひとつが、肺から酸素を受け取って身体中へと運び、身体中からは二酸化炭素を受け取ってこれを肺に戻すことです。 酸素が血液中に溶ける量はその気体の圧力(分圧)に比例します。気体の溶けやすさは気体ごとに違います。酸素は1mmHg につき血液100mlで0.3ml溶けます。これは二酸化炭素の溶けやすさに比べて1/20にしか過ぎません。
ヘモグロビンは1分子当たり4つの酸素分子を結合する能力があります。ヘモグロビン1g には酸素 1.39mlが結合できます。血液100mlには約15gのヘモグロビンが存在していますので、血液 100mlで20.4mlの酸素がヘモグロビンに含まれることになります。
軽度高気圧濃縮酸素ルームのメリット
歯周病菌の殺菌
嫌気性細菌である歯周病菌に対し、血中溶解酸素濃度上昇による歯周病菌殺菌効果が期待できます。
歯周病菌の増殖抑制
嫌気性細菌である歯周病菌に対する血中溶解酸素濃度上昇による歯周病菌増殖抑制効果が期待できます。
インプラントの定着
血中溶解酸素濃度上昇による、細胞の活性化と、インプラントのあごの骨への早期定着効果が期待できます。
インプラントの回復
血中溶解酸素濃度上昇による、細胞の活性化と、インプラント手術後の早期回復効果が期待できます。
健康増進効果
酸素を必要とする約60兆個の細胞に対し、血中溶解酸素濃度上昇により、健康増進が期待できます。
ケガなどの回復促進
患部の細胞に多くの酸素を供給することで新陳代謝を高め、様々なケガの治療に用いられています。
